オススメの防災食メーカー6選!各社の特徴と商品について

防災食を取り扱うメーカーや通販サイトは、2011年の東日本大震災後、増加。被災後の強いストレスに置かれている避難中では、体調を管理する重要な要素としてバランスの取れた食事も含まれます。

そこで今回は、オススメの防災食メーカー6つ、その特徴についてご紹介していきます。

防災食の種類

防災食の種類については、過去の記事を御覧ください。

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防災食を取り扱う日本メーカー7選

1.アルファフーズ

アルファフーズ株式会社は、主に自衛隊や災害時などの緊急時に利用される防災食を製造する日本のメーカーです。本社は東京日本橋。自衛隊からの技術移転を受け、防災用非常食の開発に特化した企業として、高い技術力を持っています。

アルファフーズが提供する防災食には、主に以下のような種類があります。

  1. レーション(非常食):自衛隊が使用する非常食と同じもので、栄養バランスが考慮されたパック状の食品です。主食、おかず、菓子、飲料水などが含まれ、長期保存が可能で、賞味期限も5年以上あります。美味しさ追求、カロリーコントロール、食物アレルギー配慮、のみこみ配慮など、利用者のニーズに併せたチョイスが可能です。
  2. ブロック固形パン:非常食の一種で、粉末状の原料から成型された固形パンです。長期保存が可能で、賞味期限も5年以上あります。
  3. 乾パン:防災食として知られる乾パンで、非常用食糧としては比較的ポピュラーな商品です。賞味期限は3年程度です。

アルファフーズの防災食は、非常用食糧としては高い栄養バランスを持っていることが特徴です。アルファフーズの掲げるものに*生き延びる食事ではなく、生き返る食事というテーマがあります。このテーマからも美味しさにも妥協しないという姿勢が感じられます。

アルファフーズ株式会社 HP

2.KAGOME 日本

KAGOME(カゴメ)は、日本を代表するトマトジュースメーカーの一つで、野菜や果物などの加工食品を幅広く手掛ける食品メーカーです。実は、防災用の保存食品も提供しています。

KAGOMEの防災用の保存食品には、主に以下のような種類があります。

  1. 野菜ジュース:野菜や果物をミキサーにかけたジュースで、栄養価が高く、長期保存が可能です。非常用食糧としてだけでなく、日常的な健康飲料としても利用されています。
  2. トマトジュース:KAGOMEの代表的な商品であるトマトジュースは、防災用の保存食品としても利用されます。野菜ジュースと同様に、栄養価が高く、長期保存が可能です。
  3. 野菜たっぷりスープ:野菜の加工を得意とする同メーカーですが、常温で美味しく水分補給にも有効な野菜スープを提供しています。保存期間は5.5年と長く、保存期間が終了する前には美味しくいただくことができます。

KAGOMEの防災用保存食品は、一般的なスーパーマーケットやホームセンターでも販売されています。また、KAGOMEは、食品添加物を極力使用せず、天然素材にこだわった商品を提供しているため、安心して食べることができます。

カゴメの安心感と美味しさを。野菜の保存食 −カゴメ株式会社−

3.尾西食品

尾西食品株式会社は、防災食を専門に扱っているメーカーの一つです。創業以来、防災食の開発に力を注いでおり、多くの商品を提供しています。防災バックで有名な、LA・PITA(ラピタ)でも商品提供されるなど『防災食と言えば尾西食品』と言われるほど信頼度の高いメーカーです。一汁御膳(ご飯・お味噌汁セット)、おにぎり、うどんなどもあり日常的な食事に近い防災食であることも特徴です。

  1. レトルトご飯:水を加えるだけで簡単に調理できるレトルトご飯があります。長期保存が可能で、賞味期限も3年以上あります。
  2. 携帯おにぎり:お湯・水を加えて待つだけ。時間が来たら後は食べるだけです。防災食だけでなくアウトドアの場面でも重宝するとのレビューが多いです。
  3. 缶詰:おかずや汁物、果物などの缶詰があります。缶詰は長期保存が可能で、賞味期限も3年以上あります。
  4. フリーズドライ食品:フリーズドライ技術を使って作られたカレーやシチュー、スープなどの食品があります。長期保存が可能で、賞味期限も3年以上あります。

その他にも、食品添加物を極力使用せず、保存料や着色料も使用。お子さんも安心して召し上がれます。

また防災食以外にも、屋外アクティビティにも適した商品を提供しており、一般的なスーパーマーケットやホームセンターなどでも購入可能なのが嬉しいポイントです。

商品情報一覧 -尾西食品株式会社-

4.サタケ SAKAKE

サタケは、広島に籍を置く日本の防災食メーカーの一つです。元は自動炊飯機メーカーでもあり、栄養学や食品の科学的な知見を活かした防災食開発に取り組んでいます。『炊飯』を得意とする企業でもあり、非常用米のラインナップは最も豊富です。

  • マジックライス:対応人数:1人前から50人前。炊き出し利用可能。1人前はお湯で7分、水で15分程度で出来上がる。保存期間が、最長7年。
  • マジックパスタ:袋の中に、お湯を入れて3分、お水を入れて20分で出来上がる。お米シリーズよりもより手早く食べることが出来るため、待つことが難しい子育て世代には嬉しいポイント。

この他に、非常時の衛生用品やトイレ用品、簡易シェルターなども提供。災害時の生活支援、自治体や企業などへの防災セミナーなども提供しています。防災食のみならず、総合的な防災支援を行っている企業の一つです。

マジックライス 保存食シリーズ −サタケ−

5.無印良品

無印良品の提唱する防災はローリングストック法です。一つ一つの商品の賞味期限は、他メーカーと比較して長くはありませんが、味・バリエーション・素材にこだわり作られています。パウチに要られており保管や、使用後のゴミ処理も簡易です。

「食材を一定量ストックしておき、賞味期限の遠い順に食べて、減った分だけ追加する」というローリングストック法など、非常時への備えを兼ねて食材をストックする習慣から準備をはじめましょう。

防災用品 食品ー無印良品ー
  1. カレー:防災食のページに提示されているものでも15種類あり、バリエーションも豊富。他メーカーだと具材が少ないなどの問題もありますが、無印のカレーは具材が大きく、ごろごろと食べごたえがあるのが特徴です。
  2. スープ:お湯を注ぐだけのインスタントスープです。10種類の中から選ぶことができ、アソートセットも販売されています。具だくさんのスープで、体調に気を使いたい方にもオススメ。スープといっても『食べるスープ』と表示されているほど具だくさんで、お腹を満たすこともできます。
  3. お粥・ぜんざい:こちらも食べやすいお粥2種、ぜんざい1種が販売されています。
  4. 間食用食品:ナッツ、アメ、ドリンクが各2〜3種販売されています。

6.エス・アイ・オー ジャパン

エス・アイ・オー・ジャパン株式会社は、非常食や防災用品などを扱うメーカーです。滋賀県に本社を置き、非常食「アルパインエア」の日本総輸入元

  1. その場deパスタ:防災食にあるお米を水で調理する場合、60分近い時間を必要とする場合が多いですが、このパスタの場合は20分で食べることが出来るものになっています。
  2. その場deパン:賞味期限が5年以上。防災用品として備蓄されることが多いですが、レビューを見る限り、『ボソボソしていない』『温めるとより美味しい』など味の部分を褒めるものが多く見かけられました。
  3. 3日間食糧セット 7品目(9缶)のバラエティセット:賞味期限は製造年月から10年間。スープ、クラッカー、シリアル、ピラフなどが含まれたセット商品です。とりあえず頼んでおきたいという方には、賞味期限も長いのでオススメです。
  4. アルパインエア:アメリカの大手フリーズドライメーカーKatadyn社が日本向けに開発・製造している長期保存の非常食。賞味期限は、常温(5℃~35℃)で10年、24℃以下で25年と非常に長く設定されています。

同社が提供する防災食は、総じてAmazonレビューなども高い傾向にあります。食事の選択肢は、他メーカーと比べると多くはありませんが、とりあえず必要な3日分を頼んでおきたいと考える方には、3日感食料セットがオススメです。

商品一覧 S.IO Japan

7.ホリカフーズ株式会社

ホリカフーズは、新潟に本社を持ち、治療食・介護食、外食産業にも提供出来る、栄養・硬さ・塩分・カロリーをバランスを考慮されたレトルト食品を製造しています。1955年1月に缶詰会社として発足して60年以上の歴史を持ちます。

同社の防災食は、介護・治療食にも力を入れており、栄養バランスに配慮されています。同社の防災食には、主食、副菜、スープ、おかずの組み合わせ、カロリーコントロールの面で優れています。

  1. エマージェンシーフードパック:主食、おかず、菓子、飲料水がセットになった非常食です。食べやすく、栄養バランスが考慮されています。
  2. ブロックパン:緊急時に備える備蓄食として人気があります。長期保存が可能で、袋から出してそのまま食べることができます。
  3. カレーライス:カレーライスが缶詰になっており、食べやすく長期保存が可能です。

また、個人向けの場合は1食分、1日分として販売されているのでお試ししたい方にも便利です。またまとめ買いしたい方には、自治体向けの大量購入にも対応しているのでオススメです。

防災食・非常食 -ホカリフーズ株式会社- 

大塚製薬

大塚製薬株式会社は、日本を代表する医薬品・健康食品メーカーの一つです。本社は東京都中央区にあり、海外にも拠点を持つ大手企業です。

  • カロリーメイト:1袋(2本 160g)あたり約200kcalで、ビタミン、脂質、ミネラル、食物繊維などをバランス良く含んでいます。一箱で、*一日に必要なミネラル、ビタミンの約50%を摂取出来るとHPには記載されています。
  • ポカリスエット:粉末タイプのものもあり、被災時に水に溶かして摂取することで、効果的な脱水症状の予防につなげることが出来ます。

保存・携帯しやすいとことを考慮すると、馴染みのあるカロリーメイトですが、携帯性だけでなく栄養バランスも非常に良く出来ている商品になります。防災食タイプも別シリーズも店頭で販売されているので、興味のある方は購入・試食されてみることをオススメします。

* 万一の災害にも備えて、家庭で備蓄しておきたい常備食とは? 大塚製薬

まとめ

いかがだったでしょうか?各メーカーにそれぞれ特徴があり、ご自身の好み、家族構成に応じた防災食購入の検討材料には必要になってくると考えられます。

いきなり大量に購入すると、『ニーズに合わなかった』ということもあるはずです。ぜひ1日セットなどを購入してみて、お試ししてみることをオススメします。

皆さんの防災食備蓄の一助になれば幸いです。

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