災害に備えた備蓄は、緊急時に必要な食糧、水、医薬品、衛生用品、暖房具などを含みます。以下に一般的な備蓄の種類、量、交換頻度を示しますが、地域の気候や災害の種類によって異なるため、最適な備蓄量や交換頻度は地域の指針に従って確認することをお勧めします。
- 食糧備蓄:
- 乾燥食品や缶詰などの非常食を備蓄すると良いでしょう。栄養バランスの取れた食品を選び、家族の人数や年齢、アレルギーの条件に合ったものを用意しましょう。
- 1日分の食糧を家族の人数分、最低でも3日分以上備蓄することが推奨されています。
- 保存期限の近い食品は定期的に消費して、新しいものに入れ替えるようにしましょう。災害時用の食品は、2〜3年の賞味期限が設定されていることが多いです。(*ネット通販では、意識して確認しないと消費期限がわかりません。買ってから『あまり日持ちしない!』なんてことにならないように注意しましょう。)
- 水の備蓄:
- 緊急時に必要な飲料水を備蓄しましょう。水の備蓄量は家族の人数や年齢、特別な医療条件に合わせて計算しましょう。
- 一般的には1日1人あたり2リットル以上の水を備蓄することが推奨されています。
- 水は鮮度を保つために定期的に入れ替える必要がありますが、備蓄専用ボトル水は約5年、ウォーターサーバーのボトル水は未開封で3〜5ヶ月で交換が目安となります。
- 暖房設備
- 気候や災害の種類に応じて、ポータブルストーブ、プロパンガス、灯油ヒーターなどの暖房設備を備蓄する必要があるかもしれません。 液体燃料を常備している家庭は少ないと思いますが、燃料にも使用期限があります。もし備蓄している方は注意して使い切りましょう。 関連記事 備蓄する燃料も要注意!ガソリンや灯油の使用期限について知ろう
- 非常用の冷暖房設備は、持ち運び等を考えると、電源を使用するグッツもありますので上手く使い分けることがオススメです。
- 医薬品の備蓄:ここでは常備薬(市販されているもの)について記載します
- 家族の持病やアレルギーなどに合わせた必要な医薬品を備蓄します。市販されている薬は、開封状態で約3〜5年は使用できると言われています。詳しくは、薬箱に記載されている使用期限を確認しましょう。(*1開封の状態で3年以上品質や効き目が変わらない市販薬については、法的には外箱や本体に使用期限を明記する義務はありませんが、ほとんどのメーカーさんはこれを記載しています)処方されている薬や、光に当たると変性してしまう薬も中にはありますので、薬局・掛かりつけの薬剤師・医師に事前に確認しておくことをオススメします。
- 絆創膏や消毒薬、痛み止め、解熱剤などの応急処置用の医薬品も備蓄しておくと良いでしょう。
まとめ
緊急備蓄の定期的な点検と更新は、いざという時に困らないために重要です。備蓄品が適切に保管され、簡単にアクセスでき、期限切れでないことを確認する機会を前もって決めておくことが予防策になります。また、地元の災害対策のガイドラインについての情報に常に注意し、備蓄品の量や交換頻度を適宜調整してください。
まだ備蓄をしたことはないという方は、非常用食品をネット通販で取り寄せて食べてみるだけでもイメージしやすいかもしれませんのでオススメです。
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