男性の私が、6ヶ月の育休を取得した訳① 自己紹介・目的編

『育児休業を取得して子育てに積極的に参画しましょう!』政府は声高く発信していますが、発信している人間達自身が子育てに参画してこなかった人が多いです。そこで今回は、実際に6ヶ月間の育児休業を取得した自分から見えた発見や、休業取得までに苦労したと感じる点についてお伝えしみようと思います。

自己紹介:

簡単に我々家族の紹介をしたいと思います。

家族紹介

  • 私(30代後半)都内在住の医療従事者。家事全般は好き。せっかち、家がキレイでないと急に掃除を始める人。2020年以降に都内に戸建てを購入し、住宅ローン返済真っ最中。妻いわく『変な所で、抜けている人』
  • 妻(20代代後半):おおらか。精神的にフラつきにくい女性。育児についての情報収集は細かく行っている。夫が抜けている部分を補完してくれている。掃除や片付けは苦手。
  • 子ども(生後5ヶ月 男児):かわいい。ひたすらに可愛い。カワイイ。片目だけ二重の男の子。髪色は茶色でふわふわフサフサ。特技は、抱っこされながら、父親の肩をベロベロ舐めること。

家族の置かれている状況

夫婦ともに医療専門職として病院に勤務。夫婦ともに出身が地方のため両親の子育てへのサポートは期待出来ない。都内に妻姉はいるが、マーケティング関連の仕事をしており激務。

妻は、出産を期に仕事を退職。現在は、貯蓄と育児休業の給付金を使いながらの生活。

なんで育休とったの?

理由は、

  • 『産後に妻に家事をさせたくないから』
  • 我が子の成長を近くで見届けたい
  • 『自分の生活環境を極力整えたかったから』

この3点が、男性である私が、育児休業を取得した理由です。理解の無い方には『6ヶ月間も休んで何するの?』『いいね〜半年間も休めて』と言われもしましたが、それでも休みを取った理由がそこにありました。理由は皆で様々だとは思いますが、ここでは私の理由について少しお伝えさせて頂きます。

『産後の妻に家事をさせたくない』

これは医療従事者として働いているからの考えかもしれませんが、出産後の女性の体調は複合的に悪い状態です。

  • 出産によって骨盤が緩み、身体が十分に支えられない
  • 出産時の大量出血
  • 出産のために整えられていたホルモンバランスが大きく崩れ、肉体的、精神的な疲労に繋がる
  • 産後、子どもに注意が全て向くため、身の回りのことが行いにくくなる

ざっと例を挙げてもこれだけあります。産後は『交通事故にあったような状態』とよく表現されますが、割とその通りだと感じます。そのような状態の妻に『家事してくれ』『子どもの面倒みてくれ』とは頼めないなと考えていたのが大きな理由です。

実際に職場の女性スタッフからは『産後に無理をするとあとに響く』『安静にしたいけど、夫がいなければ実際問題私達がやらないといけないって動いてしまう』などの声を直接聞いていました。

『長期的に体調が悪くなるんなら、家事はさせたくない!リフレッシュして元気になって欲しい!』これが最初の理由です。

『我が子の成長を近くで見届けたい』

これは単純に父親として、『我が子の成長を近くで見届けたい』と考えたからです。

職業柄さまざまな年齢、職業、立場の方と接する機会があります。

例外を除いて、ほどんどの方は『小さいころは、子どもに遊んでもらっていると考えなさい』『一番カワイイ頃は、仕事に全て注いでいたからね。戻れるなら子どもの側にいたいな』というお声でした。

また幼少期の私は、両親は共働きということもあり、多くの時間は、曾祖父・母や周りの知人達に関わってもらいました。様々な人に子どもに関わって欲しい。まずは父親である自分からという考えが理由1つでもあります。

『自分の生活環境を極力整えたかったから』

最後に、『自分の生活環境を極力整えたかったから』という理由です。

仕事を始めたてのころ、『相手をサポートするには、自分自身が十分に充足している必要がある』と言われたものです。相手を支える際に自分が元気がなくてはどうしようもありません。

自宅では、妻・子を過ごし、職場ではお客様をサポートする為には、余程元気でないと無理です。

どうすれば自身の体調が最善に保たれるかを検討した結果、

  • 自宅を住みやすい環境に保つ(食事準備、掃除、洗濯を行い家をキレイに保つ
  • 仕事復帰後も子育てや家事が行いやすいように、自宅環境に調整
  • 育休中に、保育園見学や、自治体のシッターサービスを使ってみる

などが挙がりました。同時並行で、家事も育児も調整も出来るスーパーマンなら良いですが、自分には絶対無理です。事前に調整、試して、仕事復帰後も自分の精神衛生状態をクリアに保つために準備をすることは必須だと考えていました。

『これなら行ける!』と考えていても子育てはうまく進むとは言えませんが、少しでも安心材料を増やしておきたいと考えていたのが理由です。

次回:男性の私が、6ヶ月の育休を取得した訳② 育休までのプロセス編

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