台風が接近する前には、必要な準備をしておくことが大切です。台風は大風や豪雨を伴い、建物の被害や停電、水害などを引き起こす可能性があります。そこで、台風接近前に準備しておきたいアイテムをご紹介します。
食料品と飲料水
台風接近時には、スーパーやコンビニが閉店する可能性があるため、食料品と飲料水を事前に確保しておくことが重要です。非常食や缶詰、乾パンなどの長期保存がきく食品を用意しておくとよいでしょう。
- 缶詰やレトルト食品: 缶詰やレトルト食品は長期保存が可能であり、調理の必要がないため、避難生活で便利です。具体的には、缶詰のフルーツや野菜、ツナ、スープ、レトルトご飯やパスタなどがあります。
- 乾パンやビスケット: 乾パンやビスケットは保存がきき、持ち運びに便利なため、避難時の非常食として適しています。エネルギーがあり、満腹感を持続させることができます。
- エネルギーバー: エネルギーバーは小さなサイズで持ち運びが便利であり、高エネルギーの食品として避難時に役立ちます。プロテインバーやグラノーラバーなどがあります。
- ドライフルーツやナッツ: ドライフルーツやナッツは持ち運びが便利で、栄養価も高いため、避難時の非常食としておすすめです。ビタミンやミネラルが豊富で、持久力を保つのに役立ちます。
- 水: 水は最も重要な非常食の一つです。飲み水だけでなく、手洗いや調理にも使用するため、避難時には十分な水を用意しておくことが重要です。ペットボトルの水や水筒を持参しましょう。いざという時のために、浴槽に水を溜めておき、洗い物や水洗トイレに活用することも出来ます。
非常食については、避難生活での栄養補給やエネルギー補給に必須です。また、避難生活を想定して、食品の持ち運びがしやすい軽量・コンパクトなものを選ぶと便利です。飲料水は1人1日分の3リットルを確保を推奨されていますが、非常時に過現実的な数字ではありません。特に女性では運べない方も多いはず。ただ過度なストレスは脱水症状を加速させる可能性もあるので、周りの協力も得ながら最低1L/日は持っていきたいところです。
災害バック(災害用持ち出し袋)
万一の避難が必要になった場合に備えて、災害用持ち出し袋を用意しておきましょう。持ち出し袋には、避難所での生活に必要なものを詰め込んでおくと便利です。身分証明書、現金、携帯電話や充電器、衣類、タオル、歯ブラシなど。他にも入れておきたいグッツは後ほどお伝えします。
バッグに是非入れておきたいグッツ
必須ではないかもしれませんが、持っていることで避難中の精神的不安ぐっと下げてくれます。ただでさえ不安な避難。安心感が増すグッツを紹介します。
非常用ラジオ
台風では、停電や通信環境の影響を受ける可能性が高いです。非常用ラジオがあると最新の情報を入手することができます。手回し充電やソーラー充電ができるタイプのものを選ぶと便利です。最近だと、モバイルバッテリーに搭載されていることもあるので、確認しておきましょう。
懐中電灯
台風による停電で暗くなる可能性があるため、懐中電灯があると安心です。手回し充電ができるタイプ、充電式懐中電灯タイプ、ヘッドライトタイプなど様々です。中には、モバイルバッテリーとライトが一体になっているものもあるので自分の用途にあったものを揃えておくことをオススメします。
ちなみに、状況として雨に濡れる可能性も高いので、防水仕様であるかを確認しておきましょう。
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モバイルバッテリー
台風による停電でスマートフォンや携帯電話の充電ができなくなる可能性があるため、充電式モバイルバッテリーがあると便利です。長時間の停電に備えて、容量の大きいものや複数のポートを持つものを選ぶとよいでしょう。目安として10000mAh程度あると2〜3回はスマホを満充電できるため安心出来るでしょう。
レインコート・レインブーツ
台風において傘を使用することはむしろ危険です。傘が飛んでいった場合は、周囲を危険に晒すことになります。だからと言って濡れてしまっては、低体温症になってしまう危険性もります。ぜひセットで持っておきたいものです。
寝具 ブランケット(遮熱シート)・携帯枕・エアーベッド・耳栓・アイマスク
当日に帰宅することが出来れば不要ですが、自宅に帰れない場合もあります。
寝床はあるかもしれませんが、数に限りがあったり、停電した施設に十分な空調は望めないでしょう。また大勢の人間がいる場所では、音や匂い、照明の影響があり睡眠は難しくなるかもしれません。十分な睡眠を取り、体調を崩さないことも避難生活の時のポイントと言えるでしょう。
少しでもリラックスして身体を休めるグッツは、一式揃えておけると安心です。
モバイルバッテリー
停電は台風による災害の1つとしてよく挙がるものです。スマートフォンや携帯電話の充電器の他にも、モバイルバッテリーを用意しておきましょう。スマホが連絡手段の大半を占める現代では、電源が切れることで、電話連絡が出来ない、情報にアクセス出来ないなどしてデメリットが大きくなっています。
停電が続く場合に備えて、モバイルバッテリーよりも大容量なポータブルバッテリーを備えておくこともオススメです。
緊急連絡先を記載したメモ帳
意外と意識していない点として、スマホなどの電子機器に登録している情報は、電池切れ、水没で利用できない可能性もあるので注意が必要です。
地元の当局、避難所、家族や友人の連絡先情報を含む緊急連絡先の電話番号のリストを手元に用意しておけば、避難先の固定電話からの発信、救助隊への情報提供などが出来るはずです。
常備薬
災害時は、心的ストレスや衛生状態の悪化から体調を崩す場合もあります。自分の体調や持病に合わせて、事前に薬剤の準備もしておきましょう。解熱剤や風邪薬などの一般的薬も揃えておくと良いでしょう。
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『何を揃えたらいいの!?』めんどくさがりなあなたに
意外と多いのは、『揃えるものが多すぎて、買う気になれない』という方です。1つずつ買うと量も多くて保管場所も取れないという方も多いかもしれません。
そこで、コンパクトかつ手頃なのは防災グッズセット。非常食や飲料水、毛布、救急キット、レインコートなどが含まれています。災害時に必要なものが一つにまとまっているため、買い集める手間を減らすことができます。『買い揃えるのは面倒だ!』と思う方には、Amazon、楽天で販売されているオールインワン防災バックを購入するほうがストレスが少ないかもしれません。
まとめ
災害時時あると便利がグッツと、自分の所有しているグッツを比較し、何を追加すればよりスムーズな避難に繋がるのかを確認することから初めてもらえるとよいと思います。
当サイトではなくても自治体が発行している防災についてのパンフレットもありますので、ぜひご自身の住まい近くの役所や公営会館で探してみることをオススメします。安全に過ごせるように、準備をしておきましょう。
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